The Moody Blues 「Every Good Boy Deserves Favour」

邦題、「童夢」。
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Yahooオークションにて入手しました。ムーディー・ブルースを聴くのはこれが初めて(汗。
当時のイギリスではもの凄い人気だったらしい事は雑誌等の情報で知っていましたが、
特に傑出したプレイヤーがいた訳でもなく、なんとなく聴かずにいました。

このアルバムは1971年発表の彼らの7枚目の作品です。
1997年のリマスター盤で、邦盤は紙ジャケ仕様で発売されてますが、これはイギリス盤。
60年代後半~70年代前半の活動休止まで、ほぼ1年に1作ずつアルバムを発表してて、
非常に多作。ミュージシャンとして油が乗りに乗っていた時期だったんでしょう。
バンドの核となっていたのは、2作目から参加したジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジ、
それからキーボードのマイク・ピンダー。


1曲目「Procession」は曲というよりイントロダクションでコロコロと場面展開があり、Guitarが
切り込んできて2曲目の「The Story In Your Eyes」につながっていきます。
この流れはかなり劇的で、格好いい☆ 

プログレ・バンドとして語られることが多いムーディー・ブルースですが、このアルバムを聴いた
だけの印象だと、全然プログレじゃないですw
曲はメロディを主軸にしてて、コーラスの使い方とかもビートルズビーチ・ボーイズ的です。
派手な曲展開、各楽器の激しいソロ等もあまりなく、あくまでも流れるメロディで楽曲の主張を
していきます。

プログレ」の範疇でこのバンドをとらえるのは、イメージを歪めてしまい、逆にとっつきにくい
印象をリスナーに与えているんじゃないか?とさえ思えます。
キーボード担当のマイク・ピンダーが有名なメロトロン奏者であるため、変なイメージ操作が
あるのかもしれません。
マイク・ピンダーが脱退した後、イエスにいたパトリック・モラーツが加入しています。

正式な解散は表明していないので、いちおう未だ現役のバンド。

LUXMAN 新商品試聴会 In AVAC秋葉原(※追記あり)

10/30、ラックスマンの新しいシリーズのプリメインアンプ「L-590AX」の試聴会に
参加してきました。

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関東地方は台風が最接近してて、あいにくの大雨模様。
16名の予約参加者がいたそうですが、当日来たのはオイラを含め7名。
でもAVACの方とラックスマンの方で、観客なしの試聴会を覚悟されてたそうですw

機器の構成。
CDP:LUXMAN  D-06
AMP:LUXMAN  L-590AX
SP :コンセンサス・オーディオ  Bogen

ケーブル類は確認しませんでしたが、スピーカーケーブルは直径30mmはありそうな
ごっついケーブルでした。多分、コンセンサス・オーディオ製のヤツ。

コンセンサス・オーディオはラックスマンが代理契約しているオーストリアのメーカーで、
吸音材を使用しないエアフローテクノロジー(特許有)を採用しているそうです。
オイラは良く知りませんが、同じエアフローテクノロジーを採用スピーカーを先行して発表
しているメーカーがあるんですね(どなたかご存知ですか?)。
元々はコンセンサス・オーディオの創設者がエアフローテクノロジーを開発したのですが、
その当時は自分でスピーカーを作れずに、外部のメーカーへ特許を提供したようです。


試聴会は、女性ヴォーカルモノ、Jazz系のモノ、クラシック系のモノの音源をそれぞれ4枚ずつ
機器の説明を交えながら再生していきました。
特にメモは取りませんでしたが、韓国の女性デュオ、ダイアナ・クラールアリス=紗良・オット
ピアノ協奏曲、寺島レーベルのJazz、フラメンコギターデュオ、ビバルディの四季(冬)等。

「L-590AX」はラックスマンの新しいシリーズ「X」の名を冠した初めてのプリメインアンプとして発表
されています。
名前的には前の「L-590AⅡ」に通じるネーミングぽいですが、似ているのは面構えのみで、内部
はまったくの新設計との事。
電子制御アッテネーターLECUA、帰還回路ODNFの最新バージョン3.0Aの採用、トランスの位置
を見直し、内部回路を短くする事により大幅なS/N比の向上を実現しているそうです。

それから、ラックスマンには女性のハード設計者がおられるそうで、表面パネルのアナログメータ
のLEDの輝度をボリュームで変えられるアイデアを提案され、見事採用されています。

実は今年の春にラックスマンの試聴会には参加した事があり、その時聴いた「L-590AⅡ」の音は
オイラには非常に好ましいモノに感じられました。
その時の試聴会では、スピーカーがDALIのHELICON 800 MKⅡでした。

ところが、「L-590AX」が奏でる音はちょっと違う感じがしました。

「L-590AⅡ」は、例えばヴォーカルの定位がかなりピンポイントに聴こえ、実在感がありました。
その時、聴き比べをした「L-507u」では、ヴォーカルが自分の前面に広がる感じ。

新しいアンプ「L-590AX」の音は「L-507u」に近い感じです。
いわゆるハイファイ感が格段にアップしているとの事でしたが、オイラにはさっぱり感じとれず。

あれですねw 「L-590AX」の音はオイラ好みではない!って事ですね。



来週から始まる、2010東京インターナショナルオーディオショウでは今回試聴したアンプ以外に
真空管式のプリアンプ、パワーアンプ、それからアナログプレーヤーが発表されるそうです。


※追記※
AVACさんの試聴会レポートがあるのでリンクを貼っておきます。

Snowy White 「Change My Life」

1988年作品。
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Blues Agency名義のアルバムです。この後、同じ面子でもう一枚出しているはず。

入手は、ヤフオクで300円。西ドイツ盤ですが、オリジナルのジャケットなのか
どうかすらはっきり分かりません。
なにせ、彼のアルバムは日本では全て廃盤。Amazonのカタログにもこのアルバム
は載っていません。

Snowy White、とても魅力的なギタリストだと思うのですが、何故か陽の当たる場所
に中々出てきませんね。
古くは、Pink Floydのアルバム「Animals」のツアー「In The Fresh」にサポートギタリスト
として参加したり、Thin Lizzyでは派手なハードロック路線にはさまれながら2枚の
アルバムを残し、その後はソロ活動をメインにしつつ、元Pink Floydのロジャー・
ウォーターズのツアーメンバーにも度々名を連ねています。

ロジャー・ウォーターズのツアー動画は、断片的にyoutubeで閲覧出来ますね。
ここでの彼もどことなく控え目に映ります。
もう一人、ドイル・ブラムホール2世も一緒なのですが、彼はサウスポーだし、クラプトン
との活動や、スティーヴィー・レイ・ヴォーンへの曲提供等、メジャーな匂いをプンプン
させつつソロを弾いています。


さて、アルバムの話に戻りますが、このアルバム収録の曲はブルースのカバーと
オリジナルが半々。カバー曲はB.B.Kingの曲やウィリー・ディクソンの曲等を取り上
げてます。
メンバーはSnowy本人、ソロキャリアの良き相棒Kuma Harada(Bass)、元Babe Ruth
のドラマーJeff Allen、Vo&ハーモニカがGraham Bellの4人。

Snowy Whiteはレスポールのゴールドトップを使い、いかにもという音を出します。
大好きなアーティストなのに、日本のCDショップに彼の作品は並んでいません。

最近よく「CDが売れない」という言葉をいろんなところで見ますが、消費者側の原因
だけではないようにオイラは思います。


どのレコード会社も安易なベスト盤を乱発しています。
ライトに音楽を聴くには格好の素材であるのは、オイラにも理解出来ますが、逆に
オリジナルのアルバム達の価値を下げてしまっているように思えます。
また、最近は年齢の高いユーザー狙いで、名盤と呼ばれる作品を紙ジャケット限定
再発という形で市場に出しています。
一見、CDの購買欲を刺激しているように見えますが、これもちょっと待って!という
感じです。
だって、限定生産が終わったら廃盤なんですよ。
音楽との出会いは偶然である事も非常に多いです。その機会を日本の製作陣、
特にレコード会社はとても小さいモノにしてしまっていると思わざるを得ません。

一例を書きますと、2010年9月にDave Masonのソロ名義のアルバムが紙ジャケ
限定生産で発売されています。
ですが、ソロ一作目「Alone Together」はAmazonにはもう在庫がありません。
どんだけのプレス枚数だったのかと思うと哀しいです。
このアルバムは、英国ミュージシャンとアメリカのルーツミュージックとの距離を
縮めるきっかけとなった重要作です。

ところが、一年以上前に発売されたビートルズのリマスター盤は初回限定生産分
がまだAmazonにあります。
もちろん、「ビートルズ」の価値と「Dave Mason」の価値を同じ基準では語れませんが、
それにしても、この状況は酷いです。


おっとっと、話がだいぶ横道にそれてしまいましたがw 是非、Snowy Whiteの
アルバムも将来再発してほしいもんです。

カセット対応ウォークマン販売終了

カセット用のウォークマンがまだ販売されている事にビックリしましたw
ニュース番組で何回も取り上げられてて、またビックリ!

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携帯用の音楽プレイヤーはほとんど使った事がありません。
というか、使っている人を「凄ぇ~な!」と思います。

電車とか乗ってる時、音楽聴いてたら、絶対乗り過ごします。
「ながら」で音楽聴けないっす。

大学時代のほんの一時だけ後輩からパクったウォークマンを使っていました。
でも音楽聴くためっていうより、耳コピ用でした。

「PCオーディオ」 ソフトとか

とあるオーディオのサイトで馴染みのあるPC用フリーソフトが紹介されていたので、
ちょっと書いてみました。

そのソフトは「Sound Engine Free」。名前で検索すればすぐに見つかります。

このソフトを使うと、CDからリッピングしたwav.ファイルをアップサンプリング出来るとの事。
PCオーディオ関連であれやこれやされている方にとっては無視出来ない情報なのでしょうか?
>オイラには、よく分かりません。

サイトやiTunes等からDLした音楽データをソースとして扱うのは分かりますが、手持ちのCD
からわざわざデータを作ってそれをソースとして音楽を楽しむという手法は、結果として聴く事が
出来る音の品質がベターなモノなのだとしても、オイラの音楽を楽しむ手法には馴染みません。

オイラが使っているPCの中にも、けっこうな量の音楽データ(ほとんどがmp3)があるので、
それをオーディオのひとつのソースにしたいな~とは思っています。
だけど、自分でCDからデータをリッピングして、あぁだこぅだみたいな事はちょっと。。。



おっとっと、話が横道にそれてしまいました(汗。



この「Sound Engine Free」というソフト。簡単に言えばフリーの音声ファイル編集ソフト。

オイラはもっぱら、HDレコーダーで録画した動画を圧縮する時に使っています。
動画をあれやこれや、された事がある方は分かると思いますが、ソースの動画の映像分と
音声分を一度分離し、それぞれを加工してまたくっつけるんです。

元々、同じ動画データなので、映像と音声は基本おんなじ長さなのですが、何故なのか、
くっつけるとおんなじ長さじゃない事があるんです。
>その場合、ほとんどは音声ファイルの方がほんのちょっぴり短くなってます(数フレーム分)。

しかし、このほんのちょっぴりが曲者で、単純に最初から最後までの動画をそのまま加工する
場合は問題ないのですが、たとえばアニメ番組とかだとオープニングとかエンディングの部分
は毎回同じですよね?

だから、そういう部分は一度作ったモノを流用する訳です。そうすれば作業時間の短縮にも
なりますし。

ただ、この方法だとさっき言ったちょっぴり部分が悪さをするんですね。
例えば、アニメの本編部分の音声ファイルがちょっぴり短いと、映像ファイルと長さが合わず、
エンディング部分とつなげる際にノイズとなって現れます。酷い場合は映像自体が歪んだり。

ホントはそれには理由があって、ちゃんとした手順で動画編集をすれば起こらない事なのかも
しれませんが、オイラはかいつまんだ知識のみで、自己流でやっているので、根本的な解決策
を知りません。

なので、たとえば音声ファイルの方がちょっと短い場合、この「Sound Engine Free」を使って
音声ファイルにちょこっと無音部分を足してあげるんです。

で、映像ファイルと一緒にしてあげると、無事映像部分と音声部分の長さが合うファイルが
生成されるって訳です。

ごめんなさい、あまり必要のない説明が長くなってしまいましたw



ただですね、このソフトの一番の問題点!

それはヘルプ機能が全然充実していないんです。説明しているサイトもあんまりない。
なので、wav.ファイルをアップサンプリング出来る、なんて機能がある事も知りませんでした。

ただし、今はオンラインヘルプが元のサイトで公開されているので安心です。

秋の訪れと、(続)熱い声 「クリス・ファーロウ」

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オルガンがギンギンなRockがお好きな方なら必ずチェックしてるであろうBand、
ヴィンセント・クレイン率いるアトミック・ルースターのBBC発掘音源のLive盤。

アトミック・ルースターは、アーサー・ブラウンの元にいたヴィンセント・クレインとカール・パーマー
が作ったBandで、カール・パーマーはその後EL&Pへ。

この音源はBandとしては最終期の頃のモノです。
ヴィンセント・クレインのオルガンも勿論ですが、オイラが好きなのはクリス・ファーロウのクドい程
の熱いヴォーカル。

決して、上手な歌い手ではありませんが、その熱いシャウトは以前書いたスティーヴ・マリオットに
勝る程だと思います。
一般的には、あまり知られていない悲しいヴォーカリスト

オイラが彼の事を知ったのは、元ツェッペリンのジミー・ペイジのソロアルバム「Outrider」。
このアルバムには3人のヴォーカリストが参加しています。
ジョン・マイルズ、ロバート・プラント、そしてクリス・ファーロウ。

ロバート・プラントツェッペリン時代とは違い、リラックスした歌唱を披露しててこれも格好いい
のですが、それを吹き飛ばす程のインパクトを受けたのがクリス・ファーロウ参加の2曲。

その内の1曲がこちら。

アルバム収録のもう1曲、「プリズン・ブルース」も凄い声が炸裂しています。


オイラが、深い深いブリティッシュ・ロックの花園に嵌るきっかけになったヴォーカリストの一人。

半分の時間の混ぜ混ぜ・・・。

今日、iTunesでお気に入りの海外FM局を聴いてたら、馴染みのあるリズムの曲が♪

その曲自体は知りませんでしたが、Steely Danでした。
そのリズムは「ハーフタイム・シャッフル」。
Steely Danの曲だと「安らぎの家」や「バビロン・シスターズ」は知ってました。
このリズムパターンが好きなんですな。


「ハーフタイム・シャッフル」で有名な曲といえば、TOTOの「ロザーナ」。

ドラムを叩いてた頃、憧れていたPlayがあります。
「ハーフタイム・シャッフル」と「サンバ・キック」。 根っからの練習嫌いなのでついぞマスター
するに至っていません。
Youtubeで色々探してみました。

これはジェフ・ポーカロによる「ハーフタイム・シャッフル」の解説動画。
この内容は、昔のインタビュー記事を読んだ事があります。その記事を読んでSteely Danと
ボンゾのPlayを聴きました。

これは、「サンバ・キック」パターンを使ったセッションの動画。

ジェフ・ポーカロのちょっと乾いた感じのドラムの音は好きです。
電子ドラムが出始めの頃、たしかジェフのドラムの音はサンプルとして良く使われていた
ような記憶があります(間違っているかもw)。

こっちはバーナード・パーディによる「ハーフタイム・シャッフル」の解説動画。

とても良い表情で叩いてますね。こんなドラムの親父になれたら最高です☆




動画に合わせて自分の膝をスティックで叩きましたが、なんかチグハグ(汗。
身体に馴染ませるまでが大変なんです。多分、すぐ忘れちゃいますw
あ~、またBANDで音出したいす。


※一度貼った動画サイズの変更方法が分からず、削除して投稿し直しました