The Moody Blues 「Every Good Boy Deserves Favour」

邦題、「童夢」。
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Yahooオークションにて入手しました。ムーディー・ブルースを聴くのはこれが初めて(汗。
当時のイギリスではもの凄い人気だったらしい事は雑誌等の情報で知っていましたが、
特に傑出したプレイヤーがいた訳でもなく、なんとなく聴かずにいました。

このアルバムは1971年発表の彼らの7枚目の作品です。
1997年のリマスター盤で、邦盤は紙ジャケ仕様で発売されてますが、これはイギリス盤。
60年代後半~70年代前半の活動休止まで、ほぼ1年に1作ずつアルバムを発表してて、
非常に多作。ミュージシャンとして油が乗りに乗っていた時期だったんでしょう。
バンドの核となっていたのは、2作目から参加したジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジ、
それからキーボードのマイク・ピンダー。


1曲目「Procession」は曲というよりイントロダクションでコロコロと場面展開があり、Guitarが
切り込んできて2曲目の「The Story In Your Eyes」につながっていきます。
この流れはかなり劇的で、格好いい☆ 

プログレ・バンドとして語られることが多いムーディー・ブルースですが、このアルバムを聴いた
だけの印象だと、全然プログレじゃないですw
曲はメロディを主軸にしてて、コーラスの使い方とかもビートルズビーチ・ボーイズ的です。
派手な曲展開、各楽器の激しいソロ等もあまりなく、あくまでも流れるメロディで楽曲の主張を
していきます。

プログレ」の範疇でこのバンドをとらえるのは、イメージを歪めてしまい、逆にとっつきにくい
印象をリスナーに与えているんじゃないか?とさえ思えます。
キーボード担当のマイク・ピンダーが有名なメロトロン奏者であるため、変なイメージ操作が
あるのかもしれません。
マイク・ピンダーが脱退した後、イエスにいたパトリック・モラーツが加入しています。

正式な解散は表明していないので、いちおう未だ現役のバンド。