暑い季節に、熱い声  「スティーヴ・マリオット」

最近のお気に入りで良く聴いています。

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CDジャケットに写してる携帯が写り込んでますねw

20世紀最後の頃、スティーヴ・マリオット関連の発掘音源がまとめて発表されましたが、
これもその中の一枚です。 アルバム「スクルバーズ」。

録音時期は1974年で、ハンブ・パイが終わってすぐの頃。
参加メンバーはハンブル・パイで一緒だったジェリー・シャーリーとティム・ヒンクリー。
第一期クリムゾンメンバーのメル・コリンズ、イアン・ウォーレスetc.


良い感じに何でもありのサウンドが楽しめます。が、逆に焦点がボケている印象もある訳で、
その結果なのか正式リリースされていない作品達なんですね。
同時期に「ALL STARS」名義の作品も同じく発掘音源集として発表されています。
この後、ソロアルバム「マリオット」を出す訳ですが、これも米サイド、英サイドと色分けをした
なんとも中途半端な作品になってしまっています。

そんなこんなで作品は中途半端なのですが、その中にあってもスティーヴのヴォーカルは
熱く響きます。ティム・ヒンクリーのピアノ&オルガンも良いサポート具合。

アメリカのルーツミュージックに強い憧れを持ち、それを体現する事で見事にアメリカでも人気
を博したのに。 その事がかえって自身の音楽性に迷いをもたらす結果になろうとは。

オイラ、大好きなROCKヴォーカリストが3人いるのですが、なんとまぁ3人ともイギリス出身で
計ったようにそろってアメリカへ進出しています。



音楽ファンの方なら知っているかも知れませんが、スティーヴ・マリオットは1991年4月20日、
タバコの火が原因で短い生涯を終えています。図らずも今のオイラとおんなじ44歳という若さ。


あ、そうそう、
何のタイミングなのか不明ですが、10月にハンブル・パイの最終作「ストリート・ラッツ」が突然
発売になります。 UKミックスとの事なのでだいぶ印象が違うのかもしれません。
ちなみに「ストリート・ラッツ」のプロデュースはかつて所属していたイミディエイトのアンドリュー・
オールダムが行なっています。